基本を学べるプログラミング言語【C言語】

基本を学ぶならC言語

C言語は昔から使われていたプログラミング言語で、プログラミングの基本を学びたい人におすすめです。C++やC#といったプログラミング言語も存在し、C言語を習得できれば他のプログラミング言語の学習もスムーズに進められます。CPUやメモリなどのハードウェアと密接に関わるので、コンピュータの仕組みなども学べるでしょう。こういった特性から、IoTなどの組み込み系でハードウェアが関連するシステム開発の現場では、C言語が採用されるケースがあります。OS周りのシステム開発でもC言語が用いられます。C言語を習得できれば、通常のシステム開発だけでなく組み込み系も対応できるようになれる点は大きなメリットといえるでしょう。また、C言語は処理速度が非常に速く、CPUやメモリなどを効率的に利用するプログラムを作る際に役立ちます。

AIやIoTに強い

基本を学びたい人に向いているので、大学などの講義でもよく取り上げられています。プログラミングだけでなくハードウェアへの理解が深まる点も、教育の場で採用されている理由の1つでしょう。特におすすめしたいのは、AIやIoTの分野に興味がある人です。すでに大きく注目されている分野ですが、今後はさらに発展を遂げると予想されています。将来性のある仕事に就きたい人は、C言語の学習に取り組みましょう。

じっくり学ぼう

C言語は組み込み系やIoTなど様々な現場で活用できるプログラミング言語です。とはいえ、C言語だけでエンジニアとしてステップアップできるわけではありません。C言語である程度プログラミングができるようになったら、活躍の場を広げるという意味でも他のプログラミング言語を学習しましょう。また、資格を取得するのもおすすめです。自分のスキルを証明できるので、転職や案件参画の際に役立ちます。
ただし、C言語は他のプログラミング言語に比べて学習難易度が高い点は注意が必要です。初心者が特につまずきやすい、ポインタや配列、構造体などの概念が複雑です。人間よりもコンピュータ側に寄った言語なので、コードが読みづらいといった特徴を持ちます。最初に学習するプログラミング言語としては少しハードルが高いかもしれません。完璧に習得するためにはかなりの時間が必要です。大学などの教育機関なら時間をかけて学習できますが、初心者が独学でチャレンジするのにはハードルが高いプログラミング言語でしょう。そのため、他のプログラミング言語と並行しながら学習する人も少なくありません。学習難易度が高い分、習得できればエンジニアとして非常に心強い武器になります。